2008年2月1日金曜日

言語が消えるということ

昨日の新聞に 中国では64の言語か消えつつあるという記事が載っていた。
標準語が普及するということは方言が廃れるということ。
例えば、方言には、その土地その土地の気候によって人の五感の反応を示すことばがあった。
それが消えるということは、人の五感も標準化されつつあるということではないだろうか。
ある地域では、出稼ぎが多かったので、方言では出稼ぎ先で支障が出るということで標準語教育というものが長く学校で行われてきた。
ところが、最近は方言を観光の目玉にしているところが少なくない。例えば、昔語りの部屋とかである。
人間の豊かな五感を大切にしようというのであれば、方言は残るべきであろう。
標準語も使える、そして方言も話せる。それも時と場合に応じてというのが理想的な国語教育なのかもしれない。

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