2008年2月22日金曜日

見習うべきもの

今朝のテレビで18歳のテニスプレーヤーが、全米ツアーで好成績であるというニュースを報道していた。
その中で、同じアメリカにいるメージャーリーガーであるイチロー選手や野茂投手に対して見習うべきところはあるかという問いに「何も無い」と答えた。それを見ていた子どもが、「だめだこいつ、今はいい成績かもしれないがきっと早いうちにダメになる!」と言い放った。
私が驚いてなぜなのか尋ねると、「どんな人にも見習うべきところは必ずある。それに気づかず偉そうに無いなんていうやつは先が見えている」というのである。
いつでも、どこでも、誰にでもある見習うべきところが見つけられず、自分ひとりでがんばっているなんて大声で言うやつは、背負っているものに気づかない、ここ一番で力が出せないのだ。(精神力の一番深いところがもろいということ)
見習うべきところが見つけられないが、見習うことは必要なことだと気づいている我が子はすごいとおもった朝であった。

我以外皆師 (武者小路実篤)

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